2023.07.13

コラム

墓じまい代行の流れやメリット、費用や業者選びのポイントを解説

お墓の後継者不足やライフスタイルの変化から、墓じまいを選択する人が増えています。

しかし、墓じまいは複雑な手続きが多く、寺院や石材店など関係者とのやり取りもあるため、個人で行うには負担が大きいものです。不適切な墓じまいを実施した結果、トラブルに発展したケースもあります。

そこで注目されているのが、墓じまい代行です。墓じまいにともなう作業や手続きを代行してもらえるため、トラブル防止や負担軽減といったメリットがあります。

本記事では、墓じまい代行の概要や流れ、メリットを整理しながら、費用や業者選びのポイントを解説します。

墓じまい代行とは

墓じまいとは、お墓の墓石を解体・撤去し、墓地を更地にして使用権を管理者に返還することです。

その際、墓じまい代行を利用すれば、墓じまいに必要な作業や手続きを代行してもらえるため、墓じまいにかかる時間と労力を大幅に削減できます。

また、墓じまいに関する専門知識や経験が豊富な代行業者を利用すれば、墓じまいにまつわるトラブルを未然に防くことが可能です。

墓じまい代行業者が行うサービス

墓じまい代行業者のサービス内容には、次のようなものがあります。

・寺院との交渉
・墓石の解体や撤去の工事
・申請書類の確認および提出
・新しい納骨先までのご遺骨の移動
・改葬に必要な行政手続きのサポート
・新しい納骨先を選ぶときの資料提供
・墓じまい後の供養方法に関するアドバイス

個人で行うには負担が大きいものばかりですが、代行業者に依頼することで、これら一連の墓じまいに伴う手続きや手間が省けます。

墓じまいを代行業者に依頼するメリット

墓じまいを代行業者に依頼するメリットは、次のとおりです。

・時間を節約できる
・費用を抑えられる
・手続きの手間を省ける
・最適な供養方法を選べる

ひとつずつ見ていきましょう。

時間を節約できる

墓じまいの時間を確保するのが難しい方も多いでしょう。墓じまいの場合、スムーズに進められないと数年かかることもあるため、ついつい先延ばしにしてしまうケースも珍しくありません。

代行業者に依頼すれば、石材店の手配や申請書類の確認・提出などを代行してもらえます。これらは個人で1から進めると、時間がかかってしまうものばかりです。

優良な代行業者の力を借りれば、2か月ほどで墓じまいが完了することもあります。墓じまいに費やす時間を大きく節約できることから、特別な事情がない場合は代行業者への依頼がおすすめです。

費用を抑えられる

墓じまい代行業者に依頼することで、お墓が遠方にある方や、事情によりお墓に行けない方がいる場合においても、現地を訪れることなく墓じまいを終えられます。そのため、移動にかかる諸費用を抑えることが可能です。

個人で墓じまいを行うより低予算で済む点も、墓じまい代行業者へ依頼するメリットといえるでしょう。

手続きの手間を省ける

墓じまいには、複雑な事務・行政手続きが必要です。手続きに必要な申請書類は、記入方法を調べるだけでも大きな負担となります。

代行業者に依頼すれば、申請書類の相談から提出、発行までサポートを受けられるため、手続きの手間を省けます。

最適な供養方法を選べる

墓じまいでは、取り出したご遺骨を別の方法で供養する必要があります。具体的には、一般墓や永代供養墓への改葬、散骨などです。

個人で決めようとすると、メリットやデメリットがわからず、なかなか決められないものです。一方、代行業者の場合は、依頼主の希望や事情に応じて最適な供養方法を提案してくれます。

墓じまい代行の流れ

ここでは、墓じまい代行業者を利用する場合の流れを解説します。一般的には、次の8ステップで進めます。

1.問い合わせ・相談
2.お墓の現地調査と撤去工事の見積もり
3.新しい納骨先を決める
4.申し込み・打ち合わせ
5.墓じまいの行政手続き
6.閉眼供養・ご遺骨の取り出し
7.お墓の撤去・解体工事
8.新しい納骨先にご遺骨を納める

ひとつずつ見ていきましょう。

1.問い合わせ・相談

電話やWebの問い合わせフォームから、気になる墓じまい代行業者に問い合わせます。

信頼できる代行業者なら、「墓じまいでは何をするのか」という基本的なことから丁寧に説明してくれるでしょう。

ホームページや過去の実績、利用者の口コミなどを確認しておくと、架空業者や悪徳業者ではないか、信頼できるか否かの判断に役立ちます。

2.お墓の現地調査と撤去工事の見積もり

墓じまい代行業者が、今あるお墓の現地調査を行い、お墓の大きさや立地などを確認したうえで、撤去工事の見積もりを算出します。

一部の代行業者では現地調査を行わず、写真だけで見積もりを算出し、工事後に追加料金を請求してくる場合があります。

高額請求トラブルにならないよう、複数業者に見積もりを依頼し、適正な見積もりが算出されているかどうかを確認しましょう。

3.新しい納骨先を決める

墓じまいでは、取り出したご遺骨の新たな納骨先や供養方法を決める必要があります。選択肢としては、一般墓や永代供養墓への改葬、海洋散骨などさまざまです。

優良な代行業者に依頼できれば、予算や親族の意向などを踏まえ、適切な方法を提案してもらえます。

「どのように供養したいか」「墓じまい後はどうしたいか」などを相談しながら、代行業者と一緒に新しい納骨先や供養方法を決めましょう。

4.申し込み・打ち合わせ

提案された見積もりや供養方法などに納得できたら、申し込み手続きを済ませ、閉眼供養や撤去工事の日程、寺院との交渉日程の調整などを行います。

5.墓じまいの行政手続き

墓じまいでは、改葬許可申請という手続きを行い、「改葬許可証」を入手する必要があります。

個人での改葬許可申請も可能ですが、自治体窓口での手続きや新しい納骨先の管理者とのやり取りなど、多くの時間と労力が必要です。

代行業者であれば、墓じまいに伴う行政手続きを一手に引き受けてくれ、場合によっては行政書士や司法書士の紹介も受けられます。

⇛墓じまいの行政手続きについては、こちらの記事で詳しく解説しています

6.閉眼供養・ご遺骨の取り出し

ご遺骨を取り出し、墓石を撤去する前には、閉眼供養という儀式が執り行われます。

閉眼供養とは、お墓に宿るご先祖様たちの魂を抜き取る儀式のことです。「魂抜き」とも呼ばれます。

墓じまい代行業者は、閉眼供養の立ち会いやご遺骨の取り出しにも対応しています。

7.お墓の撤去・解体工事

閉眼供養やご遺骨の取り出しが終わったお墓を更地に戻すため、墓石の撤去・解体工事が行われます。

墓石の撤去・解体は、自分で石材店を探すか、お墓の管理者から紹介された石材店に頼むのが一般的です。

墓じまい代行業者に依頼すれば、依頼主に適した石材店を見つけ出し、手配してくれます。

8.新しい納骨先にご遺骨を納める

墓じまいで取り出したご遺骨を、新しい納骨先に納めます。新しい納骨先へのご遺骨の移送は、代行業者が行います。

新しい納骨先の管理者に対しては、「改葬許可証」の提出が求められます。忘れずに持参しましょう。

なお、このとき、新しいお墓に対しては開眼供養を行います。開眼供養とは、ご先祖さまの魂をお墓に入れるための儀式です。

墓じまい代行の費用相場

墓じまい代行業者の利用を検討している方が気になるのは、代行料金ではないでしょうか。

墓じまい代行業者が対応可能な工程すべてを依頼した場合、費用相場は16万円〜30万円です。

ただし、墓じまい代行の費用は、撤去する墓石の大きさやご遺骨の数(柱数)、新しい納骨先・供養方法などの組み合わせで変動します。

希望する工程や手続きが絞られている場合は、墓じまい代行業者に直接問い合わせ、見積もりを依頼しましょう。

墓じまいの代行業者を選ぶ際のポイント

ここからは、墓じまい代行業者の選定ポイントを紹介します。ポイントは次の3点です。

・信頼と実績がある
・サービス内容に納得できる
・費用や見積もりが妥当である

ひとつずつ見ていきましょう。

信頼と実績がある

トラブルを未然に防ぎ、必要な作業や手続きを円滑に進めるためにも、墓じまいの専門知識と経験が豊富な代行業者に依頼することが大切です。

ホームページや口コミ、SNSでの評判などを調べ、信頼と実績がある代行業者かチェックしましょう。

サービス内容に納得できる

代行サービスの内容は、墓じまい代行業者によってさまざまです。

行政手続きのみ請け負う代行業者もあれば、新しい納骨先の紹介まで対応している代行業者も存在します。

墓じまい代行業者を検討中の方は、代行を希望する作業や手続きがサービス内容に含まれているかを確認しましょう。

費用や見積もりが妥当である

稀にではありますが、高額請求をする墓じまい代行業者も存在します。

墓じまいの費用はお墓の大きさや形によって変わるため、複数業者に見積もりを依頼し、相場と比較しながら代行業者を選びましょう。

ただし、費用があまりにも安い代行業者には要注意です。サービス内容と費用のバランスを見極めるよう心がけましょう。

墓じまい代行業者を利用するときの注意点

墓じまい代行業者を利用するときの注意点は、主に次の2点です。

・「親族間の話し合い」はサポートしていない
・「お墓の管理人との交渉」はサポートしていないこともある

トラブルにならないよう、あらかじめ把握しておきましょう。

「親族間の話し合い」はサポートしていない

墓じまい自体に否定的な意見を持つ親族がいる場合や、お墓参りを心の拠り所とする親族がいる場合、独断で進めるとトラブルに発展する可能性があります。

墓じまい代行業者は、「親族間の話し合い」をサポートしていません。関係者全員が納得したうえでご先祖様や故人を供養するためにも、事前に親族間での話し合いを済ませ、理解を得ておきましょう。

「お墓の管理人との交渉」はサポートしていないこともある

今あるお墓の管理人との交渉においても、場合によっては話がまとまらず、トラブルに発展するケースがあります。

よくあるトラブルは、高額な離檀料の請求です。なかには、数百万円という法外な金額を請求されたケースもあります。

多くの墓じまい代行業者では、今のお墓の管理人との交渉をサポートしていません。ただし、どうしても自力で管理人と話をまとめられない場合は、交渉も引き受けてくれる代行業者に依頼しましょう。

お墓の引越し&墓じまいくん」では、今あるお墓の管理人との交渉サポートにも対応しています。申し出に不安を感じる方は、気軽にお問い合わせください。

まとめ

本記事では、墓じまい代行の流れやメリット、費用や業者選びのポイントなどを解説してきました。

墓じまいは事前準備が大切ですが、やるべきことが多いため、個人で進めると大きな負担になります。また、親族や寺院、石材店との話がまとまらないまま勝手に進めると、トラブルに発展するリスクがあるためご注意ください。

墓じまいをトラブルなく円滑に進め、故人をしっかりと供養するためには、信頼と実績のある墓じまい代行業者を利用するのがおすすめです。

「お墓の引っ越し&墓じまいくん」は、東証プライム上場・株式会社鎌倉新書のグループ会社である株式会社ハウスボートクラブが運営する、お墓の引っ越し・墓じまい専門サービスです。

これまでも数多くのお客様に寄り添い、お悩みを解決してきました。ご供養先は、日本最大級の1万か所以上です。

「墓じまいで何をすればいいかわからない」「どの供養方法か決めていない」といった場合でも、ご安心ください。お客様の事情に合わせて、あらゆる形の墓じまいをトータルサポートしています。墓じまいをご検討中の方は、まずは気軽にお問い合わせください。

CONTACT

お見積り・ご相談は無料まずはお気軽にご連絡ください